ハーフケット ~カシミヤライクなソフトなタッチ???~

名称 |
ハーフケット
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価格 |
8,190円(税込)
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サイズ |
100cm×135cm
重さ:約380g
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販売元 |
㈱ 前田源商店
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ハーフケットのお話
~カシミヤライクなソフトなタッチ???~(オーガニックコットン・ブランケット)
繊維の業界の言葉ですが「カシミヤライク」なんていう言葉があります。
まるでカシミヤのような肌触りという最高の賛辞です。
このオーガニックコットン・ブランケットは、まさにカシミヤの、優しく気品のある肌触りそのものです。
ブランケットの素材といえば、一般的にウールなどの獣毛やアクリルなどの化学合成繊維を思い浮かべる人がほとんどだと思います。コットンのブランケットと聞くとバルキー性(ふくらみ感)が少なく、温かみに欠け、重いのではないかと思われて来ました。
ところが、オーガニックコットンの糸は一般の綿糸と比較してふくらみ感があって、ブランケットやマフラーなど起毛加工に向いている素材と言えます。
このオーガニックコットンの生地が出来上がるまでに、ちょっとした苦労話が有りますので、紹介させていただきます。
私がオーガニックコットンと出会ったのは、NOCの理事長の宮崎さんがアメリカからオーガニックコットンを持って日本に戻られて間もない頃でした。
とある展示会で「オーガニックコットン」の存在を知り、「この糸で生地を作ってみたい」と思い、オーガニック糸を探して宮﨑さんと出会いました。
綿の糸には織物用と編み物用がありますが、当初入手できたのは編物用の糸だったため、柔らかく、糸切れが起きて織ることが出来ませんでした。その後、織物用の糸を入手できるようになったのですが、それでも柔らかくて織りづらい糸でした。
試行錯誤をしているうちに欲も出てきました。どうせ難しい仕事なら徹底的にこだわってエコロジーのことや、健康的に安全なものづくりをしてみようと考えるようになりました。そこで出た結論は、通常行う補強のための糸への糊付けを止めて、糸2本以上を撚り合わせることによって強度を上げることでした。糸への糊付けは、糊付けの工程でも後の糊抜きの工程でも排水を汚すことになります。
またオーガニックの糸は、一般の綿糸と違い、エコロジー規定の中で出来てきますので、品質を整えるための化学薬剤について色んな制約があって、糸の品質の面で異なることがあります。例えば一般の綿糸に比べて糸の太さが不均質です。業界用語では「番手むら」と言います。細い糸を二本撚るとこの不均質を均質にすることが出来ますので、出来上がる生地はいわゆるキレイなものになります。但し、不均質が必ずしも悪いとはいえません。実はオーガニックの素朴な優しい味わいはこの不均質が醸し出しているのです。
二本で撚ったり、三本で撚ったり色々試していると厚みが特徴のブランケットやマフラーにしたら良い味わいが出せると目星をつけて商品企画を立て、開発を始めました。
私の産地は富士山のふもとの山梨県、富士吉田です。
「産地」というとお米や野菜の農産物のようですが、織物の産地というと特別な意味があります。織物に関する加工所が地域に集まっていて便利なところです。糸の仕度(したく)、機屋さん(生地を織る)、生地を洗う、染めるなど必要な技術は何でも揃っています。この産地には、シルクからウール素材まで扱え、マフラーなどの加工のための起毛機を持っている加工屋さんがありましたので、新たな素材のオーガニックコットンを投入して織り方や織り密度をウールとは一味違う規格を考えました。
実際に始めてみて、やはり糸の強度が気になりました。また優しい風合いも欲しくなりました。そこで出た結論は、織機の速度を下げることでした。これは生産効率を下げることであり、コストを上げることになります。現代の高効率・低価格生産の考え方とは逆行します。一般の高速織機は、一分間にヨコ糸が130本織り込まれ、一日に約50mくらい織れます。これに対して、この生地の規格では、半分以下の毎分60本ヨコ糸織り込み、1日の生産量は15mとしました。
マフラーに使用しているプレーンな織り物に続けて、フワッとした特徴をもっと持たせたいと思い、ドビー織り(小さな柄織り)で作ってみました。表面がちょっとポコポコした変化が楽しげな生地が出来上がりました。
軽くて、暖ったかくて、肌触りは“カシミヤライク”な仕上がりです。
生まれつき茶色のカラーコットンと生成りの白のチェック柄でブランケットの生産を始めました。
予定を上回る売り上げが出来ましたので、生成りの白無地も作るようになりました。NOCグループの壷内タオルの壷内さんは、大変、気に入ってくれて名づけ親になってくれました。白い羊のイメージで、「シープスノー」です。清純で気品もあり、赤ちゃん用品として広く受け入れられてゆきました。
今やこれらの生地は、ブランケットだけでなく様々な商品に使われていて、洋服の分野においてもコートやジャケットなどにも使われていて、フランスのリールで毎年行われている展示会(ティッシュ・プルミエ)でも高い評価を頂きました。
オーガニックコットンの素朴な糸で、起毛織物を作るのは、柔らかくて織り難いという欠点を逆手にとって、他の綿素材では得られない独特の風合いを出し、オーガニックコットンの優しさを十分に堪能できる商品を作り上げることができました。
我が家では子供が小さい頃から車に常備して、眠り込んだ時の毛布として重宝していました。今では、子供も大きくなり一緒に出かける機会はなくなって寂しいものですが、今でもちゃんとあって、寒い時の膝掛けにしています。また、母は入院生活を送っていた時に「ウールと違ってチクチク感がないのでいいね」と言って羽織ってみたり、寝る時にはかい巻きのように首に掛けて寝て、快適に使えたとのことでした。ちょっと肌寒くなってきた昨今、今でも手近に置いて愛用しています。
生地としても販売(切売)していますのでお気軽にご相談ください。
株式会社 前田源商店
前田 富男
2008.12.
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