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「パンデミック」って聞いたことありますか?

先日、医療関係の方から「パンデミック」という言葉を知らされました。
ちょっと聞くと、なにやら楽しげな響きですが、実はとんでもない恐怖を意味する言葉でした。
高病原性鳥インフルエンザなどの世界的感染大流行のことを「パンデミック」と呼び、
近い将来にとてつもない感染が予想されています。
既に政府はもとより警察、自衛隊など行政機関や医療関係者の間では、起こりうる現実的危機として対策を進めています。平成20年4月25日には新型インフルエンザに備えることを目的とした改正感染症予防法と改正検疫法が参議院本会議で可決、成立し、5月25日には施行され、実際に対策に動いています。
改正法では、海外からのウイルス流入を空港で阻止するため、感染が疑われる帰国者に対して強制的に付近の医療機関やホテルに隔離できることが可能となるとしています。また、都道府県知事は感染の疑いがある患者を含め健康状態の報告や外出自粛、感染防止のための勧告を行うことができるようになりました。これは「強制力」を伴うという大変強い法律で、実行されるとなると相当の混乱になるでしょう。
過去に発生したパンデミックは1918年のスペイン風邪。 当時の世界人口は18億人、感染者数5~10億人、死者数4千万~8千万人(日本人43万~45万人)という規模でした。1957年にはアジアインフルエンザ、1968年には香港インフルエンザ、1977年にはソ連インフルエンザがありました。インフルエンザは、大体渡り鳥が、鶏などの家禽に感染して、ヒトに感染するように変異したものと言われています。今年の4月に秋田県の十和田湖でハクチョウから強毒性のウイルスが見つかり、ハクチョウへの餌付けを禁止する動きになっています。2003年に、SARS鳥インフルエンザが感染したとして、全身を防護服で覆って、ゴーグルとマスクを付けた人々が鶏舎に入り、悉く鳥を処分し、消毒スプレーを念入りにしている場面がニュースで流れました。見ていて、そこまで徹底的にやる必要があるのかなと漠然と疑問に思って見ていましたが、ヒトへの感染が重大な事態になることを前提に行われていたのでした。この時、北京では800人が犠牲になりました。
現代は人口が増え、多くの人が都市に集中して住み、船、飛行機などの交通機関が世界中で発達したため、感染スピードは過去のデータでは、予測がつかないほど速くなっています。一地域で発生してから一週間で世界に広がると考えられています。
SARS鳥インフルエンザが大騒ぎしている時、成田空港に用事があって行きましたが、入国してくる人々がみんなマスクをしていて、緊張した面持ちでしたので、手すりにも触れられないというような、言い様のない恐怖感を覚えました。
アメリカの疾病管理センターは、日本人の4分の一の感染を推定しているそうです。日本の関係者の間では、少なく見ても60万人の犠牲が出るとみています。または960万人という別の方面からの数字もあり、全く予測不能の状態です。対応できる特効薬はなく、とりあえずのワクチンでさえ、最前線に立つ医療関係者、政府、行政関係者までで、とても十分ではなく一般の人たちは自己防衛するしか方法がありません。咳やくしゃみによる飛沫感染にはうがいとマスク、接触感染には手洗い、消毒で防衛しなければなりません。
流行が始まったらどうするか列挙してみますので参考にして下さい。
- 流行地へは出来るだけ行かない。主に東南アジア方面。
- 外出は控える。自家用車を使い、公共交通機関の電車、バス、飛行機を避ける。
- 外出する時は、マスク、ゴーグル、帽子、コートを着る。 帰宅したら家の中に持ち込まない。
- 外出から帰ったら必ずうがい、手洗い、洗顔、洗髪する。
- 生肉は食べない。肉類はよく加熱してから食べる。
備蓄するもの |
米、餅、乾麺、レトルトの御飯やカレー、粉ミルク、果物の缶詰、スポーツ飲料の粉末、ペットボトルの水、消毒剤、消毒用アルコール、カセットコンロ、懐中電灯、現金など
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日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮崎 道男
2008.11.12
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名優逝く
俳優の緒方拳さんがテレビドラマ
「風のガーデン」を最後に逝ってしまいました。
重い肝臓ガンだった伝えられています。
「風のガーデン」は、10月から12月まで10回連続のドラマで、第一回目が、10月9日午後10時よりフジテレビで放映されました。
20%を越える高視聴率ドラマになりました。緒方さんは半年以上かけた撮影を終え、先月末の記者会見やプロモーションの席ではしっかりと存在感を示していました。
そして10月5日、まるで大木が朽ちて突然倒れるように亡くなりました。
この様子をテレビで見ていて、ひとつの美しい出来事を思い出しました。
龍村仁監督の映画ガイアシンフォニー「地球交響曲」のパート1の中にトマトの話が出てきます。植物学者でハイポニカ(水気耕栽培法)の開発者の野澤重雄氏は、一粒のトマトの種から、13、000個ものトマトの実をつける巨木を作ることが出来る人です。一般の畑では、せいぜい60個もトマトの実がつけばよい方だそうで、これはとんでもない事実ということです。
野澤氏は種そして苗の段階で十分にいい栄養と環境を整えて、
安心してどこまでも大きくなっていいのだよ
という安心のメーッセージを伝えると、その植物は、とてつもない能力を発揮するのだそうです。
映画の撮影隊は、みるみると大きく成長してゆくトマトの木を丹念に撮影記録をしてゆきました。半年もすると幹の太さは10cm、枝の広がりは優に10mを越えるようになりました。トマトの赤みが増してくる頃、撮影隊は、別の重要なシーンを撮影するためにイタリアに飛びました。出発する時、龍村監督は野澤さんに尋ねました。
真赤に熟した5、000個のトマトをラストシーンで使いたい。トマトが熟しきって、落ちる前に帰りたいが、いつまでに帰ればよいか?
ということでした。
ところが野澤さんの答えは帰国の予定より10日も前でした。抜き差しならぬスケジュールで、スタッフ一同、一日でも長くトマトが落ちずにいることを祈りながら出発しました。
イタリアでの撮影を済ませ、撮影隊は帰国してその足で、トマトの撮影に入りました。トマトは見事な姿を保っていました。もうとっくに落ち切ってしまってもおかしくない時期でした。
撮影を無事終わらせ帰宅していた翌日、龍村監督のところに、野澤さんから電話がありました。
真夜中に温室から変な音がするので行ってみると、あの5000個のトマトが、間断なくボタボタと落ち続ける音だったのです。一晩でほとんどの実が落ちることなど初めての経験です。
野澤さんは続けて
トマトはあなた方の帰りを必死で待っていたのです。そして自分の使命がようやく終わったと思ったとたん、ハーッと息を抜いて一気に全部落ちたんでしょう。今回は撮影のために生きたんですから。
と言いました。
トマトに願いが通じたのです。命の大元は一つです。命あるものは植物であろうと人であろうと通じるということでしょう。
限りある命の限界を超えて、使命のためにぎりぎりまで耐え、そしてポッキリと命を終えた緒方さんを思うとき、このトマトの話が浮かびました。
一人の名優を失う悲しい話ですが、どこか潔いすがすがしささえ感じる見事な結末でした。
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日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮崎 道男
2008.10.10.
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畏るべしモデル犬
携帯電話のCMで人気のタレントワンちゃん「カイくん」。とんでもないギャラを稼いでいるそうで、わが身と比べて、人間として生まれた不甲斐なさを感じています。
2003年10月10日千葉県生まれの5歳、北海道犬で、北海道の「海」から命名したそうです。あれだけの演技のできる「カイくん」はきっととんでもない知能の持ち主だろうと想像できます。推して知るべし、モデル犬の畏(おそ)るべき知能を紹介しましょう。
まずこの写真をご覧ください。
写真提供:(有)マザーズこれはNOCメンバーの(有)マザーズの石塚さんがペット用の用品カタログを作る時に
撮影されたものです。
9匹のワンちゃんたちがベストポーズで一斉にカメラに目を向けています。
例えば9人の人間が並んでカメラに「はいチーズ!」とやってもきっと誰かが眼をつむったとか、動いてしまったとかなかなかこううまく撮れるものではありません。
普通のワンちゃんだったら、こんな写真は、奇跡が起こらない限り絶対に撮れないでしょう。
一匹が前を向けば他は横を向いて吼えているなんていうのが関の山です。
さあもう一度よくご覧ください。
この写真の凄さがお分かりですね。
彼らは自分がどうゆうことを要求されているのかはっきり理解しているのだそうです。
スタジオの中には撮影機材がところ狭しとあちこちに配置され、撮影のスタッフの人たちが動き回っています。強い照明が当てられ、フラッシュの光をいくつも浴びるのです。どれもこれも気が散ることばかりの中で、彼らはカメラに目線を送り続けることに集中できるのです。飼い主が、指示を出すとピタッと動かなくなるそうです。厳しい訓練の賜物かと思いきや、ここまで出来るのは生まれつきの性格だそうです。それはそうでしょう、訓練と言っても限界があります。
もう一枚の写真をご覧ください。
写真提供:(有)マザーズ
海老のおしゃぶりを加えているのはミニチュアシュナイザー犬のココちゃんです。
同じ籠に入っているのはチワワ犬のリオンちゃんです。
ココちゃんは、これらの賢いワンちゃんの中でも群を抜いているそうです。
ココちゃんにおしゃぶりをくわえさせてカメラ目線で静止を指示すると、ピタッとポーズをとり続けました。ところがツーショットのお相手のリオンちゃんの方は、長時間の撮影で集中が切れ始めて、首を右に左に動かしてしまいます。何度も何度も撮り直しが続きました。ココちゃんの方は完璧なポーズを保っています。
20分、30分と時間が過ぎてゆきました。やっとカメラマンがOKを出しました。
とその時です。完璧な静止を続けていたココちゃんは、感情を顕わにしてリオンちゃんに激しく吠え掛かりました。それまでの落ち着いていたココちゃんとはかけ離れた感情の発露に、その場に居合わせた人たちは一同、本当に驚き、そして同時にココちゃんのプロ意識に共感させられたのでした。
現場に立ち会っていたマザーズの石塚さんからこの話を伺った時に、石塚さんの巧みな話術のためかも知れませんが、なにやら熱いものがこみ上げて眼が潤んでしまいました。
どの世界にもプロが居て、想像を超えた能力があるということを改めて感じました。
*(有)マザーズのmutterブランドのワンちゃんペット用品カタログ2008秋冬バージョンをご希望の方は、NOCにお問い合わせください。
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日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮崎 道男
2008.10.22.
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映画「女工哀歌」
私たちが毎日つくるジーンズ、誰がはいているんだろう?
9月27日から渋谷のイメージフォーラムで封切られる映画「女工哀歌」を、先日フェアトレードの推進者として、試写会に招待されて観てきました。
環境問題もそうですし、このような搾取工場の問題でもそうですが、はっきりした悪人がいないというところが、解決の難しいところだと思います。
中国の縫製会社の経営者も決して悪意があるわけではなく事業としてのリスクを負いながら必死に仕事を確保し経営に努力しています。映画の中で非情な注文主として描かれているアメリカの大手小売企業のウオールマートにしても、少しでも原価を下げて競合先に対して優位に立とうと躍起になっているのです。
1848年に「共産党宣言」を出したマルクスは、その前に書いた「ドイツ・イデオロギー」の中でユートピア(理想郷)について描いています。
共産主義の下では、人間は自由に、今日はあることをし、明日は何か別のことをすることができる。朝は猟をし、午後には魚釣りをし、夕方には家畜を育て、夕食後は文芸評論をするというように自分の好きなように暮らす世界になる。
としています。ところが共産主義は、ソ連や中国のように一党独裁政権化して、実質的にマルクスが考えた体制からは、ほど遠い形になってしまいました。あまねく国民を幸せにするという共産の思想は、実現不可能な政治体制であることがはっきりしてしまいました。
では、もう一方のケインズの資本主義はどうでしょうか?資本主義のケインズも世界大恐慌の翌年の1930年に「我々の孫たちにとっての経済的可能性」という小論の中で、
100年後には、人々は週に15時間だけ働けばいいようになっているはずだ。
としています。技術の進歩と資本の効率性が働けば、国民は誰でも、少ない労働時間で、豊かな生活を享受できるというものです。現代の高度に発達したコンピュータ社会は労働の質の格差を広げ、労働時間は長くなる方向に向いています。ケインズの予言した22年後にユートピアはとても実現しそうにありません。ただし、共産主義と資本主義を比べてみて、まだましなのは現在の自由が前提となっている資本主義体制なのかなと思います。ユートピア実現のためには新たな思想、政治体制が必要なのかも知れません。
いづれにしても、人間が生来持つ我欲をいかに、「英知と良心」で抑えるかにかかっているのだと思います。現在の資本主義は、この「英知と良心」が入り込む余地がない冷徹なビジネスセンスの上に成り立っています。資本主義の当然の帰結として、自由競争、そしてその先の生き残りをかけた「過当競争」がこの映画に出てくるような、社会的に最も立場の弱い女の子たちに重い負担になってのしかかっているわけです。欧米の小売り会社の人たちが、工員の人たちが、不当で悲惨な目にあっていないかどうか視察に来るという。すると経営者は、工員への突然のインタビューのために、事前に模範的な答え方を訓練します。工員も経営者批判をして、それが原因で別の工場に仕事が移るとそれこそ、失職することを恐れて、「待遇に満足している」というように答えているという場面がありました。この様な解決の糸口が少しも見えない現実を前に、暗澹たる思いに陥りました。
さて、政治体制がこのままとして、なにが出来るかということになると、商品を買う人たちの意識が変わることしか解決のしようがないということになります。何気なく手に取ったジーンズが、どのようにどんな人たちによって作られたのかに興味を持つことが問われています。
わずかながら希望が持てるのは、最近消費者の皆さんのなかにフェアトレード運動に感心を示している人が増えてきているということです。ある商品ができて来るまで係わる人々の中に、一人として苦しむ人のない「笑顔の連鎖」の末の商品であることに価値を感じている人々です。
現在、フェアトレード商品は、日本市場では数字にならないくらいわずかしかありません。例えばフェアトレードの規定を持っている世界のオーガニックコットンの総量は全てのコットンに対してまだわずか0.2%しかありません。
これから、フェアトレードが第三者機関によって認証され、それを表示する仕組みができ、そのような商品こそ価値があることを、より多くの消費者の皆さんが認識して、その商品がどんどん売れるようになれば、メーカーは、競争して、フェアトレード商品に切り替えてゆくのです。そうなればこのような搾取工場は成り立たなくなります。
消費者の皆さんの日常の何気ないお買い物とは、実は、どんな社会にしてゆこうかの「投票」と同じであることをご理解ください。
このような映画の持つ力を信じたいと思います。一人でも多くの方が映画館に足を運んでいただけるよう祈っています。
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日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮崎 道男
2008.6.12.
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カムカム エブリーバディ
1946年にNHKアナウンサー平川唯一氏が戦後初めての英会話番組を始めました。その時のタイトルがカムカムエブリーバディ(come come everybody)でした。この言葉が別の意味で重要性が高まっています。「噛む噛むエブリーバディ」です。咀嚼のことです。
あなたは1時間ガムを噛み続けられますか?
この質問を周囲の人たちにしてみて、返事を聞いてびっくりです。意外な事に多くの人たちが、ガムを噛み始めて1時間はおろか10分くらいで捨てている人が多いのです。
味もないのに噛んでられない。
というのが大方のコメントでした。
ガムを噛むというのは、一般にお菓子の仲間で味を楽しむための嗜好品と捉えられていますが、実は咀嚼訓練の道具なのです。
試しに、口に何も入れずに咀嚼の真似事をしてみてください。きっと30秒間も続けられないのではないでしょうか。ところがガムを口に入れるや否や、自然に咀嚼運動が始まります。噛まずにはいられなくなります。そうですこれは反射運動なのです。
咀嚼運動が全身に及ぼす影響を調べる実験があります。
日本チューイングガム協会資料より
【実験】
- 17歳から46歳の健康な男女15人にガムを噛んだ時の身体の変化を検査しました。
【結果】
- 結果はガムを噛むと心拍数が上がり、血流が上昇しました。特に脳血流が顕著でした。
- 血漿コルチゾールやアドレナリンは、ストレスを感じている時に多くなる内分泌ストレスホルモンです。咀嚼運動をしているとこのホルモンが抑制されていました。
ここで面白いのは、咀嚼運動で末梢細動脈血管に分布する交感神経系の興奮を促進します。そして同時に内分泌反応ではストレス回避に向くので、「覚醒作用とリラックス作用」が同時に起きているのです。
気付きましたか? スポーツ選手がガムを噛むのはこの作用を利用していたのです。
昔の人はよく噛んで食べる人は病気にならず、長生きだと言っています。
「鶴亀の齢(よわい)願わば、ツルツルと飲まず噛めよカメカメ」
咀嚼すると「唾液」が活発に分泌されます。唾液は市販されている薬には到底まねが出来ない凄い力が秘められていました。一つ一つその効用を挙げてゆきましょう。
唾液の有効成分
ムチン
- 口の中に分泌する粘性物質で、食べ物にある色々な刺激を緩和します。これで胃の負担を軽くします。
- 唾液を中性に保ち、刺激を緩衝します。
アミラーゼ酵素
- でんぷんの分解をします。
EGFホルモン
- 細胞分裂の促進(新陳代謝)します。
ガスチン
- 味覚を敏感にします。
パロチン唾液腺ホルモン
- 骨や歯の発育を促進します。老化防止(新陳代謝)、呆け防止に効果があります。口臭を抑制します。
リゾチーム・ラクトフェリンなど18種類の抗菌酵素
- 細菌と戦います。食品中の毒性のあるものを無害化します。
- がん細胞を30秒間、唾液に浸けたら死滅したという報告があります。
この他、咀嚼運動にはいくつもの効用があります。
免疫力向上
- 副交感神経に作用し、ノルアドレナリンが分泌されると、身体はリラックスし、白血球中のリンパ球が増加します。免疫力が高まり、細胞が活性化します。
しわ予防
- 顔の筋肉を使い表情が豊かになり、しわの予防ができます。
眼の疲れを緩和
- 咀嚼筋が働き、眼の水晶体の厚みを調節する毛様体筋のコリを
- ほぐす作用が起き、眼の疲れを癒します。
肥満予防
- 血糖値が上がり、インシュリンが分泌され、脳の満腹中枢に作用し食欲を抑制します。
脳力活性
- 脳が活発になり記憶力、認識力、思考力、判断力、集中力が向上します。
健康の基本はよく噛んでゆったり食事をすることのようです。心がけましょう。
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日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮崎 道男
2008.9.23.
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環境運動の深層心理
最近テレビを見ていると、DAIGOというロック歌手がよく出演しています。
独特の口調が笑いを誘います。故竹下登元総理大臣の孫として注目を集めています。
おじいちゃんの竹下総理が「アイアムソーリー、僕総理」と孫におどける下りはほほえましく、つい見入ってしまいます。「どうしてロック歌手になったのですか?」の答えはふるっていて「おじいちゃんが消費税を初めて導入した時、学校に行くと皆にそのことでいじめられ、とうとう切れてロッカーになりました。」とのことでした。(ロッカーは、事務所にある入れ物の事ではなく、ロック音楽をする人という意味です。蛇足ながら・・・)
1963年にビートルズは、「Roll Over Beethoven,ベートーべンをぶっ飛ばせ」という曲をヒットさせます。ロック音楽はこのように正統派のクラシック音楽に反発した音楽と言えます。ロックは、現社会体制への反抗の気運があるのです。
そうして考えてみると4月にあったアースデイのイベントでもクラシック音楽はほとんどなくロックか、民族音楽が演奏されていました。
エコロジー運動と言うのは正統とされているものへの反発、現政治体制に対する反抗というように見えてきます。
確かにエコロジー運動の先頭にいる人たちの多くが1960年代の学生運動の闘士だったそうです。
オーガニックの認証についても、体制側の日本の政府機関は積極的には対応していません。これは日本に限ったことではなく、世界の認証機関は、例外的にアメリカのTDA,USDAを除いて、全て民間機関、NGO組織です。
体制側は時に、薬害エイズ問題の時のように大企業と絡んで事件を起して、数人の責任者が処分されるだけで終結してしまいます。ところが民間組織がそのような不祥事を起したら、その組織は潰れます。そのため民間組織は、運営の透明性を図って利用者の信頼を繋ぎとめようと努力します。結果的に不正が起きにくい仕組みになります。
NOCのオーガニックコットンは原綿及び糸が認証機関によって証明され、布地の加工工程そして、製品加工については一品ずつNOCが検査して、NOCエコ加工規準を満たしたものにNOCラベルを付けています。
オーガニックコットンは、体制側の「公的」に対して、民間の公的な運動であると言えます。
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日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮崎 道男
2008.6.29.
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大阪の工場視察の時こんなキャッチフレーズ見つけました。

大阪の人たちは関西弁に誇りを持っているなと感じました。
キャッチフレーズは直接見る人の心に響かなくてはなりません。土地の人には土地の言葉が効くのです。宮崎県の現知事は、
「どげんかせんといかん」と訴え人気を得ました。
オーガニックコットンの素晴らしさをいかに伝えるかと日々悶々と考えている者として参考になりました。
さて、NOCの仕事は何かを突き詰めてゆくと、まずこの伝えると言うことがあります。
もう一つは、ウソのない正当なオーガニックコットン製品を流通させてゆくということです。
そのためにはまず原料に交じりがないよう監視しなくてはなりません。次に製品製造の過程でエコロジー配慮がされるよう生産現場を監督指導しなくてはなりません。随時工場を訪問し、責任者と面談し、オーガニックの主旨を説明して協力を仰ぎます。そんな工場視察の道すがらの風景でした。
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日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮崎 道男
2008.6.12.
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不確実な時代を占うパープル(紫)カラーの出現
JFWジャパンファッションウイーク
第6回JFW東京コレクションを見て・・・
4月24日、お台場国際展示場、ジャパンクリエーション内で行われたファッションセミナーで今年の秋冬に向けた傾向について映像を交えた説明がありました。
- YLANG YLANG
- Suzuki takayuki
- support surface
- RITUKO SHIRAHAMA
- HIROKO KOSHINO
- yukiko hanai
- ato
- zechia
- G.V.G.V
9人の人気デザイナーのコレクションを見ていて、共通しているのは、オレンジ色をアクセントにして、紫色をポイントにしていることでした。
時代の最先端でアンテナを張るデザイナー各氏の感性は、さすがの鋭さです。
オレンジ色は、絶好調の色で明るさの黄色と、自己主張の赤のミックス色です。
紫は、沈滞した憂鬱感、先が見えなくて不安な気分の色です。
沈静の色ブルーと、情熱の色赤の対極の色の組み合わせがパープルです。
そこそこ景気が良く企業業績も右肩上がり、株価も右肩上がりだったものが、アメリカのサブプライム問題から始まった世界同時株安現象、投機マネーが不当に引き上げた原油高騰、年金問題、偽造商品の横行などなどの影響で、それまでの好調景気気分が、一転沈下し、どちらに進むのか不確実な時代に入ってしまいました。
熱気を帯びたオレンジ色を残しながら、不安なカラー紫を多用するデザインになった訳です。
景気と流行色との関係は、よくマスコミで取り上げられてお馴染みですが、過去を少し振り返ってみましょう。
好景気には鮮明な色が、不景気には渋い色が流行します。日本流行色協会の「世相と流行色年表」を見ると、ものの見事に相関していることが分かります。
昭和30年から45年 神武景気、五輪景気、いざなぎ景気
- ビタミンCカラー(31年)
- シャーベットトーン(33年)
- 慶賀カラー(34年)
- メキシカンカラー(43年)
- サイケデリックカラー(44年)
・明るいパステルカラーや鮮やかなピーコックカラーなど鮮明な色ばかりが流行りました。
昭和48年 第一次オイルショック、戦後最大の不況
- ナチュラルカラー(45年)
- アースカラー(48年)
- カーキオリーブ(50年)
・自省的な落ち着いた、くすんだ色がやたらに流行りました。
昭和55年 1980年代に入り不確定性の時代
- モノトーンの旋風が吹き荒れました。
平成2年 1990年代に入り円高、低金利によりバブル景気になりましたが、どこか地に足の着かない不安定感があり、かつてのような鮮明な色が流行ることはありませんでした。
- エコロジーカラー、バイオカラーなどのように一方に傾くことのない知的なニュアンスの色が今日まで流行ってきているようです。
景気が上向く時、パステルカラーが流行り、下向く時はオレンジが流行るというのはかなりの精度で当たるとすると、今後好景気は望めません。
平成4年の流行色はオレンジでバブル景気の始まりでした。
1993年頃オーガニックコットンの事業を始めましたが、それはバブル経済崩壊後の失望感に満ちた時代でした。ところが現在に至るまで、順調に業績は伸びてきています。
好景気の時には省みられないような地味なテーマですが、不況に不安のある今の時代には、人々はじっくり製品テーマに向き合ってくれるため、本物の価値を正当に評価してもらえるようです。
オーガニックコットン普及のためには、紫のいい時代が来ていると考えましょう。
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日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮崎 道男
2008.5.8.
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ブラジルに行ってきました。
1月31日、成田を発ち11時間飛んで、アメリカ・アトランタで乗り換え、待ち時間4時間更に飛んで8時間。日本を発ってから23時間掛けてやっとリオデジャネイロ空港に到着しました。
2万キロの彼方、地球の裏側、時差12時間と日本から最も遠い国です。この時期はキリスト教復活祭前の謝肉祭カーニバルのシーズンです。
「リオのカーニバル」が観たいと思い始めてから30年の歳月が流れ、やっとその夢を実現することが出来ました。カーニバルの写真や映像は昔から見てきましたが、やはり実物は想像をはるかに超えて、全く別物でした。何度も目が潤むほどの感動の2日間でした。

夜の9時から花火が上がってスタートし、6チームのパレードがあり、明け方5時に終わります。翌日、更に別の6チームのパレードが明け方まで繰り広げられます。
中段の観客席自由席2日間で6万5千円、決して安くない料金なのに両日とも場内は満杯でした。(指定席は一日で10万円)地元の人にとって月給分を費やしての観戦で物凄い意気込みが伝わってきます。
パレードは壮大で、700メートルを移動する、まるでオペラです。一つのチームが4000人以上、12チームで5万人。派手な衣装を纏った出演者が3階建て以上の巨大な山車を間に入れて、歌と踊りでオペラを演じます。
ブラジル人は時間を守らないとか、ラテンの人はあてにならないとか言われていますが、事この「リオのカーニバル」については特別で、見事に整然と時間通り、美しさの限りを見せてくれます。このショーをわずか1年で作り上げるブラジル人の底力と計り知れない美感覚に感動せざるをえません。
徹夜の観戦8時間があっという間に過ぎて、もっと見たい名残惜しさがあると言う、とんでもないショーで、間違いなく世界一と言えます。その場に居てその場の空気を共有することの意味の重さを改めて知りました。生きていることの意味に繋がる、「人生は体験してこそ分かる」ということを思い知りました。
さて、海外を旅してみて、よく分かることは自国の姿であり、日本のかたちです。
日本は、法律や規律がうるさいほど多く、社会のルールが色々あり自由がないとよく言われます。なんとなくそうかな、と漠然と感じてきましたが、実はそうではなく、社会の弱者を守るための有り難い仕組みであると悟りました。
この素晴らしい「リオのカーニバル」を創り上げるブラジル人ですが、観客のマナーは頗る悪いのです。何ごともわれ先で、人に譲る態度がありません。一番前の席の人たちが興奮して立ち上がります。すると見えなくなるので二列目の人たちが立ち上がり、三列目も4列目も立ち上がり、やがて全員が立ち上がります。ギュウギュウの満席の中、踊り出し、人にぶつかってもお構いなしです。力の強いものが前に前に移動してきて立ちはだかります。いざこざ口論があちこちで起きます。ガードマンが仲裁に入りますが、結局腕力の強そうな者が居座ります。体格の貧弱なわが方は、始まる3時間も前から最前列を確保してもその前に立ちはだかれて、結局彼らの股の間からのぞき見るという始末になりました。
そこはルールのない、まさに弱肉強食の世界です。これもカーニバルなんだから興奮するし、ルールはいらないと言ってみればそれまでですが、何か哀しいものを感じました。
会場係員が観客に最前列の人は立ち上がってはいけないと規制をすればいいことで、全員が等しくゆったりと腰を掛けて観覧出来る筈です。日本だったらこんな時、係員が飛んできてうるさく注意するでしょう。ショーの雰囲気を壊すほど係員が注意しているところを見て不愉快になったこともありますが、これも立場の弱い人にも公平にショーを楽しんでいただくという使命感で頑張ってくれていたんだと、つくづく悟りました。
ブラジルは砂漠もなく凍土もない広大な豊かな国土を持ちながら、未だに後進国に甘んじているのはルールを守らず、なんでもわれ先のやり方が、混乱を引き起こし、とてつもなく非効率に陥っているからなのでしょう。アメリカは同じように多民族国家ですが、強い権力を振るって法律や規則を張り巡らせたため効率が上がり、世界一の経済大国になりました。
外国人に「日本人」のイメージを聞くと必ず「勤勉で、大人しく、礼儀正しく、順法意識が高い」と言います。だから社会が安定して、弱者・強者の隔てなく公平で、余計なぶつかりあいがなく安全で、何事も効率良くゆくので世界第二の経済大国になったのです。
理想的な文明人とはどんなタイプでしょうか? それは「ルールを守り、周囲に迷惑を掛けず、自己主張をせず、与えられた使命を一生懸命に果たす人」でしょう。それはまさに日本人の典型的な態度だったのです。国は大きさや資源の豊富さだけで豊かにはなれません。そこで生きる人々の日常の態度で決まることが分かります。
帰路、飛行機はアトランタを発ってひたすら北上し、アラスカ当たりから南に下りて、日本列島を目指します。福島県いわき市上空から着陸態勢に入りいよいよ減速し、一旦海上に出て一気に成田空港滑走路に入ってゆきます。
海岸線の防風林を越えると森と畑が眼下に広がります。色々な国を旅しましたが、こんなに美しく整然と整備された田園を見たことがありません。地形を幾何学的に削り一面、畑というのではなく、自然の地形に準じて余すところなく畑として利用しています。自然を尊重し、共存してゆく精神がこんなところにも表れています。日本は立派な農業国に見えます。この光景からは食料自給率40%をきると言うのはにわかに信じられません。折角の豊かな自然環境を生かせない、豊かな人材が生かせないとなると、これは政治の貧困を思わざるを得ません。
久しぶりに家に帰って、ゆったりと風呂に入ってさっぱりしたのに何か顔がススけて見えます。変だなと思いましたが、そうでした。「真夏の国」に行って、日に焼けているのだと気付きました。日焼けが褪めてゆくのが惜しいくらい名残惜しく、思い出深い旅となりました。
2008年リオのカーニバル
■2007年のデータ
- 出演者数
- 60,000人
- 山車の数
- 96台
- 楽隊員数
- 3,600人
それぞれのチームが繰り広げるオペラ劇のテーマです。
■2月3日(日曜日)
1.Sao Clemente
- 「ポルトガル王室が海を越えてやって来て、ブラジルが出来た。」
2.Porto da Pedra
- 「100年前、地球の裏側から日本人がサンバを歌いながら、笠戸丸に乗ってやって来た。」
ブラジル人の目から見た日本の姿がデフォルメされて、面白かった。中国文化との混同の箇所は随所にあったが仕方がないことであろう。芸者、歌舞伎、相撲で始まり、アニメ文化、コンピュータテクノロジー文化で閉めた形となった。
3.Salgueiro
- 「古き良きキャリオカ(リオっ子)のカーニバルを思い出してみよう。」
4.Portela
- 「大自然への愛情・みんなで生活の仕方を見直して地球温暖化を食い止め、自然環境を回復し、あらゆる命を守ってゆこう。」
命の源・水の大切さを表現。青い地球を象徴するかのように青の印象のデコレーションだった。水の不足した枯渇の暗黒から一転、水の豊かな美しい地球の姿に変わると、観衆は大いに沸いた。
5.Mangueira
- 「レシーフェが呼んでいる。100年の伝統あるオリンダの魅惑のカーニバル・フレーボの祭典の魅力を再発見しよう。」
6.Viradouro
- 「身の毛もよだつスリルと興奮。あらゆるものは交じり合うことによって感情を引き起こす。」
■2月4日(月曜日)
7.Mocidade
- 「ポルトガルから5代目の皇帝がやってきて、ここブラジルにユートピアを造った。バビロン、ペルシャ、ローマ、ギリシャの系譜を追いながらブラジルへと繋がる。」
8.Unidos da Tijuca
- 「欲しいものは何でも手に入れる。この情熱はゴールドの輝きの如く尊い。我こそはTijucaなり、我、宝物を集め、芸術へと昇華させる。人類の欲望の歴史宿願の数々を見よ。」
9.Imperatriz
- 「よく人は“ジョンとメアリー”と呼ぶ。いやいやでもそんなもんじゃない。ジョンはジョンでもポルトガル王キング・ジョン6世のこと。メアリーはメアリーでも彼にまつわる因縁のメアリーさんたちだ。一人目は彼の狂った母親。二人目はフランスのマリーアントワネット、三人目は彼の義理のオーストリア娘マリア・レオポルジーナ。」
10.Vila Isabel
- 「肩に車輪・見よ!苦境の中ブラジルを造った誇り高き労働者たちを。植民地として地を這う苦しさの中、めげずに厳しい労働に耐えたこの姿を見よ。ブラジル人は怠け者という汚名を跳ね返せ。」
11.Grande Rio
- 「アマゾンの熱帯雨林に巨大な天然ガス田が発見された。その名はコアリ。ブラジルの富。深い緑のコアリがサプカイ(カーニバル会場の地名)にやってくる。」
12.Beija Flor
- 「時を越えて世界の中心へ夢の旅。古代の文明を訪れ、先住民族の伝統を称え、希望の航海は続いて往く。」
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日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮崎 道男
2008.3.17.
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只今上映中の映画「アース」を観てきました。
小学生3年生と2年生の孫を連れて只今上映中の映画「アース」を観にゆきました。
子供たちに見せたい映画として、子供特別料金500円ということで助かりました。
さて、映画は凄い迫力で、大人でも十分驚ける内容です。
数秒の映像のために何カ月も極寒の地で耐えたり、パラグライダーによる決死の撮影、緊迫した野獣の戦いを間近まで迫り撮った精緻な映像。
どれもこれも「究極」という名を冠して余りある内容でした。
子供たちの印象を聞くと、小さい動物が大きい動物に食べられてとても可哀相だったということでした。確かに地球の美しさを北極から南に下り、赤道を越えて南極に至るまで余すことなく見せてくれますが、合い間、合い間に地上で行われる生き物の営みをクローズアップします。動物の生態はやはり食べることに始まり子孫を残すことに終始していることを陸の動物、海の生き物に焦点を当てて見せて行きます。その中で特に「うーん!」と唸らせられた映像がありました。それは逃げる鹿にピューマが襲い掛かる場面でした。右に左に交わしながら軽快に走る鹿に対して、ピューマの無駄のない美しい動きをスローモーションで捕らえて行きます。ついに力尽きて転げまわる鹿をがっしりと捕らえ、素早く鹿の首を目掛けて食いついてゆきます。
「大自然の深遠な儀式です」と、ナレーションが流れます。鹿は観念して首を長く伸ばしてピューマに身を委ねているように見えます。見事な表現です。ピューマも食べなければ生きられない宿命に中で生きているわけで、そこには善悪の入り込む余地のない、正に命の連鎖の儀式なのです。植物が小動物に食べられ、小動物が肉食獣に食べられる。これは命が次から次ぎへ伝えられる現象だということが分かります。この現象もグーッと引いて俯瞰して更に宇宙からぽっかり浮かぶ地球の姿まで見てゆくと、命とは、同じもの・一つのものということが感じられます。草も木も花も、虫も動物も魚も、あらゆる命のあるものは、「一つの命」から来ている。地球そのものも生き物だというガイア思想に繋がります。
地球に意識があるとして、勝手にドンドン増殖して、窒素酸化物や毒素を撒き散らし地球の健康を損ねる存在「人類」は、まるでガン細胞のようだと感じているはずです。皆で意識を変えて、人類は地球の健康を保つビタミン剤にならなくてはなりません。そんなことを考えさせる素晴らしい映画です。是非機会を作って観てください。
映画「アース」 http://earth.gyao.jp/
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日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮崎 道男
2008.3.6.
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