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NOC生地精練度検査2011結果報告
平成23年度 生地精練度検査の結果が出ました。
この検査制度は、平成21年からNOC品質管理委員会で検討され、決議されて行われているNOCの重要な事業の一つです。目的は、NOCの関連企業内で流通している生地を抜き打ち的に採取し、補助剤の残留を検査することによって、NOC商品の一定の品質を維持してゆきます。ニット加工におけるワックス分の残留、布帛・織地加工の糊剤の残留を検査しています。
・ニット(カットソー)生地の場合は、ビーワックス又はパラフィンワックスを問わず生地を浸した純水のCOD化学的酸素要求量検査を行うことで、洗浄度を判断します。COD値、0.4WT%以下は合格とします。これ以上の場合は再度の洗浄を指示し、原因の追及を行い、改善方法を協議します。
・布帛・織地の場合は、澱粉糊、PVAを問わず、ヨード呈色法で0.3以下は合格、それ以下は、再度洗浄を指示し、原因の追及を行い、改善方法を協議します。
- <検査結果>
- 検査証明書日付 平成23年8月26日
- 検査機関 (財)日本染色検査協会
検査生地(ニット):残留ワックス分COD値
40/1天竺:0.15w/w% 0.4以下につき 合格
40/1スムース:0.14w/w% 0.4以下につき 合格
フライス:0.12w/w% 0.4以下につき 合格
天竺細ボーダー:0.15w/w% 0.4以下につき 合格
キャッツベリー:0.10w/w% 0.4以下につき 合格
新キャッツベリー:0.14w/w% 0.4以下につき 合格
広幅フライス片面起毛:0.12w/w% 0.4以下につき 合格
スムース28G:0.13w/w% 0.4以下につき 合格
検査生地(布帛):残留デンプン/残留PVA
二重ガーゼ天日干:0.3以下につき合格
Sワッフル:合格
シープスター:合格
ピマガーゼ:合格
軽量・綿毛布リバーシブル:合格
OG-9181:合格
エアリタオル:合格
ドットタオルブラウン:合格
ドットタオルグリーン:合格
シーチング:合格
ブロード:合格
60ブロード:合格
フランネル:合格
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日本オーガニックコットン流通機構
2011.9.21.
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化学肥料はパンドラの箱(前編)
農薬取締法では、殺虫剤や除草剤などを「農薬」と規定し、化学肥料はそれに含まないとしています。
英語には農薬に相当する言葉はなく、対訳として「農業用化学物質/agricultural chemicals」としています。
一般に化学肥料は、農薬とは違い危険はないというイメージがありますが、それは化学合成薬剤そのもので地球環境に弊害があります。
植物に必要な三大栄養素と言えば、語呂がいいので簡単に覚えられる「窒素,燐酸、カリ」です。化学肥料は、化学的に合成される窒素肥料、鉱石から作られるリン酸肥料、カリウム肥料。これらを条件に合わせて配合して農地に撒かれます。比率的には窒素肥料が最も多く使われています。
窒素は植物のアミノ酸の構成要素で、アミノ酸はたんぱく質の素です。たんぱく質は別名「含窒素有機化合物」と呼ばれるように植物の葉も茎も花も実も全て窒素が素です。リン酸は生体内の反応を活性化させます。遺伝子の構成要素でもあります。
リンはこのように「活性剤」ですから、家庭用洗剤のリンの排水が、河川の植物の富栄養化を招き、湖沼のアオコ、海洋の赤潮などの原因の一つになっています。
このため「無リン洗剤」と謳ってエコをアピールする製品が多くなってきています。カリウムは光合成の促進、でんぷんの合成など、全体のバランスを保つ「調整剤」の役目を持っています。
<問題は過剰な窒素分>
さあここで有機野菜と一般野菜の違いを見て行きます。問題は窒素分です。 前述のように、窒素は、植物の体そのものを作る素ですから、窒素分が多ければ多いほど大きく育つ、たくさん実がなるということになります。
そこで農業者は、少しでも収量を増やして収入を増やしたいと考えます。
かくして窒素肥料が多量に使われ、窒素過多の土壌から窒素過多の作物が出来てきます。
植物に肥料として鶏糞など有機肥料を土に入れたとします。植物はすぐに鶏糞の栄養素を取り込むことはできません。土壌中の微生物が、時間をかけて鶏糞を分解して「硝酸態窒素 NO3-」という取り込みやすい形にしてはじめて体内に入れ、たんぱく質を合成して根、茎、葉、花、実になってゆきます。
この点、化学肥料は微生物の手を借りず、すぐに吸収されるように作られていますので、即効的に成長が現れます。硝酸態窒素が過剰にあると植物中にも土壌中にも吸収されず、そのままの状態で残ってしまいます。すると土壌は硝酸によって酸化され、微生物にとって棲み難い悪い環境になり荒れた農地になります。
また土壌中に残った過剰の硝酸態窒素は滲み出して、地下水を汚染し、川、湖、沼の富栄養化汚染に繋がって行きます。
また酸化窒素は、酸性雨として農地だけでなく森林を傷めます。そして亜酸化窒素は強力な地球温暖化ガスで、温室効果は二酸化炭素のなんと200倍も強力です。
更に生物を紫外線から守っているオゾン層を壊す作用もあります。
この200年で亜酸化窒素の濃度は13%も増えているという報告があります。
そして、その増加の原因の70%は窒素肥料ということです。
ヒトが硝酸態窒素を過剰に含んだ野菜を食べるとどうなるのか?
体内で還元されて「亜硝酸態窒素」に変化します。
亜硝酸態窒素は、血液中で酸素を運ぶヘモグロビンと結びつきやすく、酸素を運ぶ機能を阻害する結果となり、体内の細胞は酸素欠乏の状態になります。細胞が酸素を十分に取り込めないと、細胞は元気をなくします。
元気をなくすと免疫系、循環器系、内分泌系のあらゆる機能に支障をきたします。
ひどい場合は、亜硝酸ナトリウムからニトロソアミンという発ガン物質を合成する危険性もあります。
WHO(世界保健機構)ではニトロソアミンの安全基準を設け、体重1kgあたり3.5mgとして注意を呼びかけています。特に乳幼児の場合は深刻で「ブルーベビー症候群」の原因になります。乳幼児は胃の酸度が低く、特に酸素欠乏を起しやすい体質にあります。
体中に酸素が行き渡らず青ざめることからブルーベビー、青い赤ちゃん症候群(メトヘモグロビン血症)と呼ばれています。1945年にアメリカのアイオワ州で初めて診断されてから、欧米諸国で今までに2,000例以上の発症報告があります。また、ヨーロッパの牧場で牛がメトヘモグロビン血症で次々と死亡することもあり話題になりました。ヨーロッパでオーガニックマーケットが急速に拡がった背景の一つになりました。
作物に窒素肥料が過剰に与えられると、植物はどんどん体内に蓄えます。窒素がアミノ酸を合成して葉や茎に溜まります。するとアブラムシなど害虫はこのアミノ酸を食べに集まってきます。
結果として防虫のため殺虫剤を散布するという「いたちごっこの悪循環」が始まります。
有機肥料も硝酸態窒素を生成しますが、生成の速度が、化学肥料の3日に比べて30年と長く汚染には至りません。有機肥料は、土壌に対しても、作物に対しても、食べる人の健康にも有利であることが分かります。
オーガニック農産物はこのように意義のあるものなのです。
化学肥料はパンドラの箱(後編)
<空気からパンを取り出す夢 / 大気中の窒素を取り出す技術>
ドイツの「農芸化学の父」と呼ばれた化学者ユストゥス・リービッヒは、植物の栄養素が、窒素・リン酸・カリウムの「無機物」であることを初めて発表しました。
1840年にはその集大成「有機化学の生理学及び病理学への応用」を出版し、称賛を得て1845年には男爵に列せられ、以後フォン・リービッヒを名乗るようになりました。
リービッヒは、堆肥や微生物の働きで農産物が生育する原理を発見したとして、人工的な進んだ近代農業への転換を提唱しました。近代科学とは大自然つまり神の仕組みを解明して、人工的に制御・管理・支配することを真骨頂にしています。
当時、窒素肥料の原料は硝石(硝酸カリウム)やチリ硝石(硝酸ナトリウム)でヨーロッパ諸国は食糧増産の要請から世界に散り、争奪戦を始めました。
南米チリ北部の海岸沿いのとるに足らない小さなイキケの街は、チリ硝石の産地となってからはまるでゴールドラッシュのような賑わいを見せました。チリの言葉でイキケは「うそつき」という意味で、不吉な未来を暗示していました。イキケの海では、硝石の争奪をめぐってイギリス、フランスなどによる海戦まで起こりました。
1900年代・20世紀という世紀は、先進諸国による未曾有の「奪い合いの世紀」で資源も知識も技術もヒトの生命さえも奪い合う、エゴむき出しの絶頂期でした。
1898年、イギリスの化学者であり物理学者、大英帝国科学学会会長でサーの称号を持ち「知の権威」の中心にいた66歳のウイリアム・クルックス卿による有名な演説がありました。
「窒素から導かれるアンモニア、硝酸は爆薬,染料、医薬を作る素である。特に肥料の原料であり、イギリスを始めすべての文明国は現在食糧の危機に直面しており、更に人口が増加しているにも係わらず農地は限られている。この暗い現実に一条の光がある。大気中の窒素の固定である。これこそ科学者の才能が、取り組むべき偉大にして緊急の課題である」
この荒唐無稽、錬金術と見間違えるような演説に身を震わせたのは、硝石の争奪戦に乗り遅れ、ひたすら買い込む不利な立場にいたドイツの科学者達でした。
「必要は発明の母」です。とうとうドイツの科学者フリッツ・ハーバーとカール・ボッシュが、現代の錬金術を成し遂げました。
ハーバーは、熱と圧力をかけてアンモニア液をフラスコにタラタラと落とす事に成功したのです。そしてドイツの化学会社BASFに持ち込みました。
そして若き技術者だったボッシュはその原理を使って、工場生産の仕組みを造り上げました。
大気の成分は、78%が窒素で、酸素は20%、0.9%がアルゴン、二酸化炭素は0.04%です。自然界には大気中の窒素が植物に取り込まれる仕組みが二つあります。
一つは微生物です。エンドウ豆やアルファルファ(うまこやし)等の豆科の植物の根につく微生物の根粒菌が盛んに窒素を取り込み、植物のたんぱく質の素になります。
これを「窒素固定」と呼びます。
もう一つは雷の稲妻です。昔から「秋の稲妻千石増やす」とか「雷の落ちた木にはきのこがよく育つ」と言い伝えられてきました。
雷の放電で固定された窒素分は雨に溶けて地表の植物の栄養になります。
雷を「夫」とし稲を「妻」として結実するのが「米」という連想から「稲妻」「稲光」と呼ぶようになったのでしょう。
「土壌微生物生態学」の資料には地球規模の窒素固定の推計値が表わされています。それによると年間約2億トンは微生物が、500万トンは稲妻とあります。そしてなんと人工的に固定しているのは8,000万トンにも上るとしています。
30%弱の窒素が大気から搾り取り出されていて、過剰分が地球上に拡散されている事実は、二酸化炭素の問題以上に深刻に考えなければなりません。
ハーバーは、ノーベル賞を受賞し大きな富と栄誉を得ました。その後、海水中の金を取り出すという正に錬金術的な無邪気な研究に没頭するまでは
よかったのですが、折りしも、時代は第一次世界大戦の中にありました。窒素は化学肥料の原料としての目的だけだったらこれほど早く成功しなかった、もう一つの目的に爆弾という差し迫った必要があったからだとも云われています。ハーバーはトリニトロ・トルエンTNT爆弾を作りました。
またナチスドイツの要請を請けて殺虫剤から転用した殺人毒ガスの開発に手を染めて行きました。ユダヤ人強制収容所の毒ガスは、ハーバーの研究によって作られました。
一方、ボッシュもノーベル賞を得て、潤沢な資金を背景に縦横な研究活動をしました。
第一次、第二次世界大戦の最中、ドイツの弱点は慢性的なガソリン不足でしたが、このボッシュが石炭から合成ガソリンを作り上げ、戦車や戦闘機を動かしました。ハーバーとボッシュの技術がなければ、ヒットラーの異常な加熱振りは単なるカラ元気で終わっていたのです。
1750年というとアメリカ独立戦争やフランス革命が起きる少し前、バッハやモーツアルトが活躍した時代、日本では江戸幕府の時代、世界の人口は7億人でした。産業革命があって100年後、1850年には人口は12億6千人に増えました。20世紀のはじめ頃は16億人、そして2010年の昨年は、爆発的増加で67億人となりました。
この急増を支えているのは、ハーバーとボッシュの化学肥料と言っても過言ではありません。農作物がなければ過剰な人口増加はありません。過度な人口増加は貧困を生み、児童労働が横行し、沢山の悲劇を築き上げて行きます。
更に生命を繋ぐはずの農産物は、ついに貪欲を燃料として燃える金融商品と成り果て、
何万人もの餓死者から目を背け、非情な金融・駆け引きの材料にしているのが昨今の事です。
ギリシャ神話の中でゼウスの神が、怒りにまかせて地上に送ったあらゆる災いの入ったパンドラの箱は、人間の英知で閉じたままであるべきでした。ところが、残念ながらその蓋は開けられてしまいました。人類には、災いの芽を一つ一つ摘んでゆくという新たな試練が与えられたことになります。
オーガニックなセンスで世界を見直すことが、問われているということです。
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日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮崎 道男
2011.4.20.
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「OMR及びとことんオーガニック・シンポジューム」レポート
日本におけるオーガニック・マーケット調査(OMR)2010-2011」報告会、
「とことんオーガニックシンポジューム2011」
当シンポジュームは、2011年6月10日、朝10時から、夕方6時近くまでの長時間、国会議事堂の真向かいにある憲政記念館で行われました。
・日本のオーガニックのマーケット規模はどれくらいか?
・消費者はオーガニック製品をどのように見ているか?
・オーガニックに未来はあるか?
などなど皆が共通に持っている疑問について従来、答えられるすべがありませんでした。
政府の政策や意図に影響されないためには、民間で行うというはっきりした意志があり、40社以上の企業からの寄付で調査され、報告書が作成されました。
報告書は、2009年に作業がスタートし、翌年2010年9月に完了しました。
報告会は、東日本大震災の慰霊を込めて一分間の黙祷の後、有機農業推進議員連盟ツルテン・マルテイ事務局長(参議院議員)の挨拶から始まりました。
続いて徳江倫明OMR代表からこの調査についての説明がありました。
徳江氏は、有機農業の普及に35年もの歳月を掛けてきたが未だ、有機農産物の占める割合は0.18%で1%に、遥か遠いと嘆くところから議論をスタートさせました。
・オーガニック食品の消費者像は、所得が高い50歳を中心とした女性たちでした。
・ほとんど毎日、有機食品を利用している人たちが全体(全国2,000人のネット調査)の0.9%あり、週一回程度の利用とした人は21%でした。
・有機食品の日本の市場規模は1,300~1,400億円。有機ではないが環境配慮型の食品と範囲を広げると6,000億円と見積もられ、将来の可能性は明るいと結論しました。
・「オーガニック」という言葉を、ほぼ全員(97%)知っていましたが、正確に理解している人となると、わずか5%で、業界の説明努力が足りないことを猛省しなければなりません。
・価格イメージは、「オーガニックは20%くらい高め」という結果です。これは妥当なところで、「条件が揃えば十分買える範囲である」と消費者は答えています。
ではその条件とは何かが問題です。
消費者が有機食品の情報をどこで得ているかという設問に対して60%が「店頭」と答えました。これにはみんな驚いたそうです。マスコミの広告やインターネットでお金を掛けて、繰り返し告知しても伝わらず結局、購入の直前に、商品の脇に立てられた説明カードを見て決めているということで、店頭の飾り付けや演出そしてPOPのキャッチフレーズの重要性がはっきりしたのです。
日本の消費者は、「健康や安全やおいしい」など自身のメリットで購入するアメリカ型か「社会性、理念」を重視するヨーロッパ型かどちらに近いか比べみると、はっきり利己的なアメリカ型ということが読み取れました。広告の作り方、キャッチフレーズやアピールのポイントを絞るのに参考になります。
まだまだ「品揃えが貧弱」、「野菜などの小分け」の努力が不足しているなどの現状の問題があり、いまひとつ普及が伸びない原因であることが報告されました。問題が判れば改善してゆくポイントが判り近道になります。
新たに農業に参入している若者中心の企業や組織団体の代表者達は、従来の農薬多用型の慣行農業には眼中になく、持続可能な有機農業を選んでいます。日本の有機農業の将来の明るさを確信させてくれました。30歳前後で活躍する若い有機農業の関係者が登壇してそれぞれの活動を紹介していました。
この若者達にとって有機栽培は特別な物ではなく、将来を見通したら有機栽培しか考えられないと力強く宣言する姿を見て、思わず目頭が熱くなりました。
アメリカのオーガニック市場は2.3兆円、食品市場全体の3.5%、EUは2.6兆円、それぞれの国別でオーガニックの比率を見るとデンマーク6.7%、オーストリア5.3%、スイス4.9%、ドイツ3.4%で日本の0.18%と比べてはるかに大きい市場占有率です。金額にすると、ドイツが8,190億円規模、フランスが4,131億円で日本は1,300億円ということで見劣りがします。
EUでこのように占有率が伸びたきっかけは、1986年のチェルノブイリ原発事故とBSE狂牛病問題そして1999年の遺伝子組み換え作物が社会問題化したなどの時々でした。消費者は現実に起こっている問題に対してかなり敏感にライフスタイルを変えていることが読み取れます。但しEUは、各国が共通して、政府の方針として補助金などの支援をした事実もあるそうです。
一方アメリカの場合は、オーガニックに対して、政府の援助などはなく、あくまでも民間の小売り業者が将来を見越したマーケティング戦略として積極的に有機食品を扱ったために伸びたのでした。
消費者に最も近い小売り業界がどれだけ積極的に扱うかが本格的に成長するポイントのようです。日本の小売業者は、残念ながら、まだまだ積極的にアピールしているとは云えないのが現状です。メディアでもオーガニックを専門にした雑誌の寿命は短く現在はほとんどないのが現状です。
話しはやはり福島の原子力発電の事故に及び、この事故から気付かされたのは「美しく安全な国土」は国民の共通財産であり、土壌や生態系を壊す農薬の使用や生命の形を換える遺伝子組み換え技術から早く決別して、1,000年経っても豊かな国土を維持できる技術の進歩が大事だと結論付けられました。
途中、農林水産大臣の鹿野道彦氏がオーガニック業界にエールを送る場面もあって、これからの成長産業になる可能性を十分感じさせてくれました。
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日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮崎 道男
2011.6.13.
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OTA-4月22日発レポートからの考察

OTAは、2010年のアメリカのオーガニック市場の伸張は堅調で、前年の8%増、ほぼ290億ドル(2兆6,100億円・90円/$として)に達したと報告しています。8%の伸張率は、アメリカのGDP実質2.4%マイナスという背景から見ると破格に高い成長産業といえます。
但し、2兆円という市場規模は、日本の出版業(書籍や雑誌)や美容業又は、日本料理店や中華料理店の市場規模というところです。
アメリカのGDPは、1,260兆円だから、まだGDP比で0.1%です。まだまだ一部の限られた人々の市場のように見えます。
では、日本との比較をしてみましょう。
アメリカの人口は3.1億人、日本が1.2億人で日本の2.5倍の人口です。
GDPで見ても日本は540兆円だから2.3倍。
まあ大雑把に見て、日本はアメリカの約半分の規模として2兆円の半分、1兆円の
オーガニック市場があるかどうか。
日本のオーガニック市場は、少なく見て1,300億円、多く見ても2,500億円と云われています。随分と幅のある推定金額ですが、どちらにしても1兆円にはほど遠い市場規模です。
そう考えると改めて、アメリカのオーガニック市場の大きさが分ります。
アメリカの一般の食品の市場伸張率は1%以下で、これと比較しても8%成長は、善戦していると言えます。
OTAの会長のクリスティン・ブッシュウエー氏の談話です。
「消費者は引き続きオーガニック商品にドル紙幣で投票してくれています。その結果、オーガニック農産物の農業者達を力づけ、更にその農村の地域の暮らしを支えることに貢献しています。他の産業経済が横ばいで留まる中、オーガニック関係の会社は業績を伸ばし、雇用を増やしています」
食品の他、綿や麻、ウールのオーガニック繊維製品も、16%の増加があり市場規模を544億円と報告しています。
日本のオーガニック繊維の市場規模の調査は、まだ行われていませんので分りませんが、多めに見て100億円としてもアメリカと比べて、まだ大分見劣りがします。
その意味で、はっきりと「アメリカのオーガニック市場は伸びている」と言っていいと思います。
ニッポン頑張れ!です。
OTA(Organic Trade Association)とは、オーガニック農産物の普及によって、環境を改善し、経済を支えることを使命にしています。アメリカ49州、6500社のメンバーを擁しています。メンバーは、農業者、製造会社、卸業者、販売者、認証機関、農業団体、貿易会社などオーガニックに関するあらゆる業種・業態の会社で組織されています。
英国:「オーガニック繊維の販売、不況の中でも好調」という記事も併せてご覧下さい。
記事はコチラ
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日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮崎 道男
2011.4.22.
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2011年 今年のテーマはカラーコットン
カラーコットンとは、一般的な白いコットンに対して、生まれつき色のあるコットンで、茶色と緑色のコットンが栽培されています。残念なことに、需要は世界的に縮小傾向にあります。染色などの化学的な処理をせずに色や柄が楽しめるというこんなに素晴らしい素材が拡がらないのは、どうしてなのでしょうか。
色調にブレがある、色が変化するなど、薬品で染めたものの基準で考えれば、劣るという事になるのでしょう。そこでカラーコットンとは、染めた物とは、全く異なる性質、価値観を持っているという考え方にたって見直す必要があります。
NOCのホームページや本でも既に取り上げていますのでそちらもご覧下さい。
*NOCメンバーのパノコトレーディングが、ペルーのカラーコットンの輸入を始め
た経緯や社会的貢献については、同74ページから77ページに詳しく書かれて
います。
- パノコトレーディングのホームページでは、NOCメンバー壷内タオルの壷内氏が、豊富な写真を交えて、ペルー産地の訪問の様子を載せています。
コチラのサイト
パノコトレーディングの最近のカラーコットンの取り組み
パノコトレーディングは1996年にペルーのオーガニックコットンの白と茶色の糸の輸入を開始しました。当時はまだアメリカでの原綿の生産が主流でしたが、調べていくうちに中南米が原産地であることが分かり、それ以来茶色の綿はペルーより輸入をしています。
この間、日本では「オーガニックコットンといえば白、茶、緑」という様に定着しましたが、欧米では化学染料で染めることが一般的となり、世界のカラーコットンの需要は弱まり、徐々に生産量は減少していきました。
パノコトレーディングは、この素晴らしい素材を何とか維持したいと考え、2007年より農家を支援するため、契約栽培のプロジェクトに参加することにしました。
プロジェクトのパートナー企業は、バーグマン・リベラ社・Bergman Rivera SAC(スウエーデン)です。
この会社は、既に1985年からペルーのカナーテの地域の農家の人々の協力を得て、オーガニックコットンの生産を始めた世界的にも先駆的な企業です。
通称「ワイルドコットン/wild Cotton」と呼ばれる茶色のコットンはシャナオ村の斜面の地帯で栽培されています。
<サチャグリーン・プロジェクト・SACHAGREEN PROJECT>
・名称のサチャ・SACHAは現地ケチャ語で「森」という意味です。
・場所はラマス県シャナオ村: リマからタラポトまで飛行機で約1時間、更に車で約90分。
・プロジェクト参加人数は、1、800人。
*農家は一軒あたり5~6人で8ヘクタールを所有している。
・気候は、亜熱帯で年間を通じて約26度、年間降雨量は700~900mmです。(参照:世界の平均降雨量970mm、日本の平均降雨量1730mm)
・栽培している主な作物は、コットン(アスペロ種)、コーヒー、カカオ、バナナ、パパイヤ、サチャインチ(ナッツの種類)
<プロジェクトの農家への支援事業>
1.有機農業のトレーニングセンターの建設
2.インターネットキャビンの設置
現地のリーダーや農家の人達から「世界の情報にアクセスできる環境が欲しい」という希望が語られました。
そこで子供たちも含めてプロジェクトのみんなが学び、世界への視野を広げ、村の発展や働く事への意欲の高まりを期待して計画が進められました。
*機材はもちろん、家具類、講師への支払い、メンテナンス費用なども含まれています。このインターネットキャビンの運営はすべてパノコトレーディングがサポートしています。
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日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮崎 道男
2011.2.10.
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「タオル」、「ボジョレ・ヌーボ」、「投資ファンド」
全然関係ないこの三つのお題を整えられるでしょうか?
池内タオル㈱が見事に実践されています。
ボジョレ・ヌーボ(新物ワイン)は、その年その年の葡萄の出来をワイン業者の間で
評価するために始まりました。
9月に葡萄を収穫するや否や、特殊な方法で発酵を急ぎワインに仕上げ、2ヶ月足らずのその年の11月の第3木曜日を「解禁日」と決めました。世界中に航空便で送り出すようになってから、
一般のワイン愛好家を大いに酔わせるようになりました。
ボジョレ・ヌーボは、当然のこと、毎年味わいが違います。
大自然が織りなす味わいの違いを楽しむのが流儀です。
さて池内タオル㈱は、コットンも葡萄と同じ農産物で、毎年コットンの質が異なることに注目しました。
従来は、毎年同じ品質を維持するため、色々な産地のもの、前年の綿などをブレンドして均質化することが重視されてきました。
高速で織り上げる機械を扱う工場の人々は糸の均質さを求めるし、販売の流通側の人たちも一定の品質の方が売り易いので均質化を望みます。
池内タオル㈱は、このブランドに「コットン・ヌーボー」と名づけ、敢えて年毎の品質の違いを、ボジョレ・ヌーボのように楽しもうと逆転の発想の提案をしています。
アフリカ・タンザニアのビオレプロジェクトの指定の畑で摘んだばかりのオーガニック綿を、パノコトレーディングがいち早く輸入して、池内タオルがタオル製品に仕上げ、毎年決められた日時に発売して面白さを演出しようというものです。
「タオル」、「ボジョレ・ヌーボ」と来て、さあ三つ目のキーワードが「投資ファンド」。
この原料の仕入れ、タオルの製造、そして販売プロモーションの資金は、小口の投資ファンドを募集して資金調達するということにしています。
専門の投資家というよりタオルのユーザーに向けて一口5万円の約一年間の投資を募集しています。一年経って、決算して事業売り上げから利益配分してゆきます。
投資した人は、タオルを割引で安く買えるなどのメリットはありますが、それよりも、自分がまずこのタオルを気に入って、商品を買い、知人・親戚にも薦め、具体的に事業に参加できた喜びを味わいます。
募集金額550万円、一口5万円で110口募集しています。
既に投資の目標の90%が達成されています。
予定の額を売り上げられなかった場合は、タオルの現物で弁済されますので、投資の損害は起きないように工夫されています。
なんと言っても、このアイディアの素晴らしいところは、資金調達の手段と言うよりも「ヘビーユーザー」、「ブランドのファン作り」にあるというところです。
投資ファンドの運用は、専門の企業が行いますので、金融業としての資格や経験は要りません。
投資のテーマが最も重要になります。
- 伝統工芸品の焼き物
- 老舗酒造メーカーの銘柄酒、
- 間伐材を活用した割り箸プロジェクト
- サッカーチームの支援
- ミュージシャンの応援などなど
趣味やお好みの商品、サービス、アートに気楽に投資して係わるという新しいビジネスが
注目されています。
時代の風を巧みに捉える池内タオル㈱の真骨頂プロジェクトです。
コットンヌーボ・プロジェクトの詳細は
コチラのサイトをご参照ください。
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日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮崎 道男
2011.1.31.
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数字で見るオーガニックコットン
世界のオーガニックの農地は
ほぼ日本の国土の面積 3.600万ha(ヘクタール) に迫るところまで来た。
JOCAの森和彦氏が、オーガニックコットンに纏わる数字を整理してくれています。
大掴みな数字は、全体を把握するのに便利です。是非参考にして見てください。
参照外部リンク
以下、関連の資料から参考までに書き加えたり、並べ替えたりの編集をしています。
データ
1. 地球の面積
5億1000万k㎡
海洋 |
3億6000万k㎡
|
|---|---|
陸地 |
1億5000万k㎡ (全体の30%)
|
2. 陸地の面積
1億5000万k㎡
150億ha
農用地 |
50億ha 陸地 (全体の33%)
|
|---|---|
森林 |
40億ha
|
その他 |
60億ha (市街地、砂漠、沼沢地他)
|
3. 農用地
50億ha
耕作地 |
15億ha
|
|---|---|
その他 |
35億ha (牧草地、果樹園など)
|
4. 耕作地
15億ha
穀物 |
7億ha
|
|---|---|
その他 |
8億ha (野菜など、綿花も含まれる)
|
5. 綿花栽培農地
3100万ha
*コットンは、耕作地15億haのわずか2.1%でしかない。
6. 有機農地
3500万ha
牧草地 |
2200万ha
|
|---|---|
耕作地 |
800万ha(綿は耕作地に入る)
|
その他 |
500万ha(永年作物の果樹園など)
|
* 有機の耕作地800万haは農用地50億haのわずか0.5%でしかない。
* 有機農地の主な地域はオセアニア
(オーストラリア、ニージーランドはじめ周辺諸国)
1210万ha、ヨーロッパ820万ha, 南米諸国810万ha。
7. オーガニックコットン
農地 25万3000万ha
*オーガニックコットンは綿花栽培農地3100万haの0.8%に過ぎない。
8. 世界の農業人口
20億人
9. 綿の農業人口
6000万人
*綿農業の人口は世界の農業人口20億人の30%。
10. オーガニック農業に携わる人口
138万人
*オーガニック農業人口は、全世界農業人口20億人の0.07%。
11. オーガニックコットンに携わる人口
22万人
*22カ国で栽培。
*オーガニックコットンの農業人口は綿の全人口6000万人の0.36%
*オーガニックコットンの農業人口の内容は、インド人11万人、アフリカ人9.5万人、
ラテンアメリカ人2、000人、その他6、000人。
*インドの有機農業従事者の34%がオーガニックコットンを扱う。
*生産量のトップ10はインド、トルコ、シリア、タンザニア、中国、アメリカ、
ウガンダ、ペルーエジプト、ブルキナファッソの順。
12. 世界中の有機農産物の小売り売上高は5兆円 (IFOAM)
オーガニックコットン製品の小売り売り上げ高 4000億円(OE)
■情報源
The World of Organic Agriculture 2010
以下の2団体が共同で調査を行いレポートをまとめた。
・FiBL( Research Institute of Organic Agriculture)
・IFOAM ( International Federation of Organic Agriculture Movements)
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日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮崎 道男
2010.12.27.
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ベターとベスト
オーガニックコットンが1990年頃から認識され、エコロジー・ビジネスとして登場して新しい価値観を世界に植え付けました。また同時に従来のコットン産業で起きている問題が一般に広く知られるようになりました。それらは、「農薬まみれの綿畑」、「過剰な化学的加工処理」、「綿花栽培農民の過酷な労働環境」、「冷徹な経済優先が生み出す貧困」などです。
2000年頃からエコロジーへの関心が広がり、一般の綿産業の業界としても放っておけない状況が現れ始めました。
そこでアメリカでは総合病害虫防除管理IPM(Integrated Pest Management)や生物学的綿花栽培システムBASIC(Biological Agriculture System in Cotton)などの農薬削減の計画が本格的に進められました。
また一方、2005年から2006年にかけて、ヨーロッパ中心(スイス)にBetter Cotton Initiative(BCI・より良いコットンを主導)という組織ができ、より良い綿産業をめざすとしています。
オーガニックコットンが「ベストな選択」に対して、「ベターな選択」の正当性を広めようという
動きです。
BCI(Better Cotton Initiative) BCIホームページより抜粋
参加企業・団体は、
アディダス・ギャップ・H&M・イケア・TE(OE・オーガニックエクスチェンジ)
オックスファーム・WWF・PAN(UK)ICCO・IFAP・IFC などです。
当初の運営資金は、以下の組織が負担していました。
SIDA Swedish International Development Agency
SECO State Secretariat for Economic Affairs of the Swiss Confederation
ICCO Interchurch Organization for Development Co-operation
現在は、会員の会費、WWF(スウェーデン)の資金で運営されています。
目的
コットンは世界3500万haで栽培されている。世界の耕作面積の2.5%に当たる。
世界80カ国で栽培され、その90%は2ha以下の小作農業で貧困に苦しむ。
世界で3億人の人々が、綿産業に係わっている。
(International Cotton Advisory Committee発表より)
・コットン産業は、これほどの世界的な規模であり、問題があれば改善しなくてはならない。
・綿花栽培に於いてエコロジー面や社会面の問題を改善し、持続可能な生産に切り換えてゆく。
・BCIのメンバーはコットン販売の世界的企業の集まりであり、主流の企業が取り組むことに
意義がある。
(オーガニックコットン業界は規模が小さく、世界的に見て改善の効果が現れにくい)
運用
BCIとしてラベルを付けることはないが、消費者に改善の事実を立証できる認定方式は確立するとしている。(書類の審査、インタビュー、必要に応じて現地調査)
BCI関与国として綿作の地域を設定している。
ブラジル、西、中央アフリカ諸国、インド、パキスタン2007年からスタートし、2015年までにBCI関連のコットンを100万トン生産の規模に拡大することを計画している。
*BCIが事前に調査した結果のコメントを出しています。
- インド
- Btコットンはほとんどの畑ですでに使われていて、農民は高額な種のために、
- 借金をしてまでも利用している。
- Btコットンの利用によって、殺虫剤の使用は80%も減少し、農民の農薬による
- 病害も減っているので定着したと見られる。
- パキスタン
- Pakistan Cotton Ginners Association(PCGA)によると、2009年の収穫量は
- 前年の微増を期待していたが、20%減という結果になった。
- 原因は抗菌剤処理をしなかったためにCLCVというウイルスが発生してコットン
- の葉が丸まってしまって害になった。
- ブラジル
- WHOが最も毒性の強い農薬と指定されているALDICARBであるが害虫対策に
- 欠かせず使われ続けている。
●以上遺伝子組み換え農産物や農薬の使用に対して肯定的なコメントをしている。
1997年~1998年はコットン農民の自殺が多いという最悪の時期だったが今は、
その悲劇はない。
●既に問題は少なくなっていることを印象付けようとするコメントをしている。
参考:BCIについての総合的なコメントがあります。
<エスティーブ氏の見解>
ブラジルの世界的な綿花の商社・Ecom Agroindustrial Group,の最高責任者のエスティーブ氏(Antonio Esteve)は、BCIについて以下のように語っています。(2010年3月)
今までのところ、BCIは、コットン生産のマイナス面(エコロジーやフェアトレードへの配慮に欠けている)の言い訳をしているように見えるが、将来はオーガニックコットンの運動に代わって、現実的な後継者になりうるだろう。
私がブログやツイッターでオーガニックコットンを批判してきたように、オーガニックコットンは、生産に於いて厳しい基準があり、認証を取ることも難しく、生産効率は下がり、価格は高くなる。
結局、オーガニックコットンは長年運動をしてきたが、今だに世界のコットン生産のせいぜい0.8%に止まっている。(影響力がない)
ほとんどの生産者も消費者も、出来るだけわずかなマイナス面に止めて、今までどおりのコットン製品を流通して欲しいと思っているに違いない。
正にBCIの存在意義そのものである。
BCIは「認証の仕組み」を持っているわけではないので、衣料品を買って、下げ札に“BCIコットン100%”というような表示を見ることはないだろう。
それでもこの仕組みには、今までよりも農薬の量を減らし、水の使用量を減らす規定が含まれていてメンバー企業が誠実に守ってゆく。
オーガニックコットンとは異なり、一定のレベルを維持するという事ではなく、オーガニックの考え方を参考にしながら、信頼に応えられるよう努力してゆくという事だ。
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日本オーガニックコットン流通機構
理事長 宮崎 道男
2010.12.22.
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